フェニックス・プロジェクトVol.1

フェニックス・プロジェクトVol.1

開催期間

2011年 6月 2日(木)〜 6月 5日(日)

会場

:笹塚ファクトリー

プログラム

6 月 2 日(木)19:00

朗読劇「物理学者たち〜二幕の喜劇」

自分をアインシュタインだと思い込んでいる物理学者。自分をニュートンだと思い込んでいる物理学者。夜毎ソロモン王の声を 聞くと言う物理 学者。精神病棟という名の牢獄?で、彼らは何を語り見出すのか。最新の 科学が引き起こす悲劇の責任は”誰”にあ るのか?福島原発事故に直面する今だからこそ、日本社会に敢えて問う作品。

 

F・デュレンマット作(1962 年) 演出/ペーター・ゲスナー 呼びかけ人/ペーター・ゲスナー 協力団体/うずめ劇場、黒テント、燐光群 出演/藤井びん、桜井大造、山口恭子 、服部吉次、久保恒 雄、横田桂子、工藤牧、宮崎恵治、岡薫、本木幸世、畑山佳美、 宮小町、後藤まなみ 松尾容子 他 舞台/内山勉 照明/桜井真澄 ドラマトゥルク/藤沢友 演出助手/ 坂部一海 制作・企画進行/宗重博之・松尾容子

 

6 月 3 日(金)19:00

『それゆけ安全マン!?〜レントゲン・チェルノブイリ・フクシマ〜』

原発事故についての情報か?錯綜する中て、原発・放射能について
リーティング形式で分かりやすく、刺激的にお送りします。

 

非戦を選ぶ演劇人の会有志 unit チワワ
作/相馬杜宇・清水弥生 構成/有志 unit チワワ 演出/永井愛 音響/和田匡史 照明/篠原久美子 舞台監督/丸尾聡 青井陽治、有森也実、綾田將一、占部房子、枝元萌、円城寺あや、金井良信、河野洋一郎、小林あや、小山萌子、坂本一敏、佐藤誓、田根楽子、土屋良太、洪明花、古屋隆一、みやなおこ(50音順)

 

6 月 4 日(土)14:00

床絵美・大住裕子 「upopo」

“ウポポ”とはアイヌ語で歌という意味です。遠い昔から人から人へ口承で伝え られてきた歌には、自然の描写が沢山出てきます。今回の震災を通して、命と いうものを改めて意識しました。私達は日本という島国に生きている動物、草花、 海川、魚や鳥、そうした生命の一環として生かされている、という当たり前の ことを、歌を通して届けられたらと思います。もし歌うということが思いを伝 えることと一緒なら、亡くなった多くの人や、生かされている人、各地にいる 八百万の神々にも届くと信じて歌いたいと思います。

 

夏の会 「夏の雲は忘れない」より

出演:高田敏江、大原ますみ、岩崎加根子、長内美那子、神保とも子、岩本多代

 

ムカシ玩具 「舞香一人芝居~アイヌ神謡集より~」

火や風や水、熊、フクロウ、病気やハエ、舟やお鍋・・・・全てのものに神々 の姿を見て、自然と共に、神々と共に生きてきたアイヌの人々。こんな時だか らこそカムイたちの声に、神々の声に耳を傾けてみませんか?彼らが語り伝え た、神々が自ら語る物語「カムイユカラ」をあなたの心にお届けします。

 

清水良英(俳優座) 「原発を並べて自衛戦争はできない」 山田太郎著による

宇宙からビームで原発を次々と襲われたらどうしますか。

 

洪明花 「扇の舞」

扇の舞(プチェチュム)は、伝統的な韓国の宮中舞踊を基本にして 1950 年代初 めに作られた創作舞踊での一つです。華麗な宮廷衣装と、花の絵が描かれた羽 のついた扇を手に、優雅でありながらも躍動感、生命感にあふれる、韓国を代 表する舞として人々に愛されています。独舞だけでなく、群舞としても親しま れています。

 

The Bambiest 「Behind Pointless」

修正液も PC もなかった時代、我々は一文字打ち間違えれば、紙を新しくして 一からやり直さなければならなかった。タイプライターの音、毎日の習慣化さ れた断続的な動き、一文字はずれてしまえば無意味になるその果てしない行程。 情報共有するといいながらお互いが外れないように監視する世界を描く。

 

 

6 月 4 日(土)16:30 被災地の舞台芸術家トーク1&交流会

トーク1出演/伊藤み弥(協会員・仙台)、木村拓(ARCT・仙台) こむろこうじ(協会員・盛岡)、町聡子(協会員・福島)

 

交流会出演

白石かずこ(詩人)「海~陸~影」

震災地へ行った日の帰り道の車の中でできた詩です。

 

小林大輔(元フジテレビアナウンサー)「蜘蛛の糸」

芥川龍之介が選びに選んだ言葉、いまこそ。

 

白石奈緒美(女優) 「ひとつの花」今西祐行著より

コスモスと父、辛い思い出が、やがて幸せな思い出に...
白石かず子(詩人)、小林大輔(元フジテレビ?アナウンサー)、白石奈緒子(女優)

 

 

6 月 5 日(日)12:00

藤川和人(ひとみ座) 「さるかにむかし話し」

皆さんご存知の「さるかに合戦」を、チンドンスタイルの一人芝居で人形を遣っ て演じます。ご家族そろって楽しんで頂ける人形劇です。

 

江戸糸あやつり人形 「酔いどれ」「獅子舞」

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形を遣っています。その魅力を広 く伝えるため、敢えてリスクを覚悟に大道芸を展開。今回は「酔いどれ」と「獅 子舞」そして合間に「人形の解説」を入れて、少しでも人形の魅力に触れても らえればと願っています。

 

渡邊純子(ダンサー・Algiid 所属) 「あのひ、このとき、これから」

あの日、支えてくれたのは友人たちの励ましであり、被災地を訪れ、その地で出会った方たちと触れて、一日一日を大切に生きることの本当の意味を知りました。
人との繋がりのあたたかさを感じる日々。そんな思いを込めて踊りたいと思います。

 

夏の会 「夏の雲は忘れない」より

 

6 月 5 日(日)14:00 被災地の舞台芸術家トーク2

出演/和合亮一、伊藤み弥他
和合亮一 「詩の礫」 和合亮一のトーク&リーディング
福島市在住で、かつて南相馬市に住んでいた詩人和合亮一が、震災以後、ツイッターに「詩の礫」「詩ノ黙礼」と題して作品を発表しています。地震、津波、放 射能という、天災であり人災でもある今回の事態に、怒り、悲しみ、そして希 望を謳い上げ、フォロワーが、瞬く間に一万人を超えました。今回、作者自ら「詩の礫」を朗読します。

 

6 月 5 日(日)16:30

日本演出者協会東海ブロック「やり取り ~母と娘~」作/鹿目由紀、演出/木村繁、出演/中田裕子、元山未奈美

会津に住む母と名古屋に住む娘との、赤裸々で少し麗らかな往復メール。

 

本多加奈(女優・歌手〈(株)エフ・スピリット所属〉 「心の中のあなた」

‘生きる’ことの難しさ儚さ、そして尊さ・・・。女優としても一人の人間としても、 途方に暮れました。その中から見えてきた伝えたいメッセージ。想いを込めて 選んだ歌にのせて演じます。

 

巣山賢太郎/タニア・コーク 「タリナイナニカ」

コーポリアルマイム。決して忘れたわけではありませんが、思い出すことができないのです...。

 

南谷朝子

成城大学文芸学部卒業。学生の頃より劇団木冬社にて、俳優活動スタート。離 団後、舞台活動を主に映画、TV、ラジオ等で活躍中(青年座映放部、所属)。 04 年初 LIVE、07 アルバム“しゃんそん”を発表。シンガーソングライターとして、 音楽活動をスタート。http://minamitani.deko8.jp/

IMO(イチローマリックオーサダハル)「ひとりぼっちのライディーン」他

IMO とは、テクノをフォークアレンジで演奏して台無しにしてしまうバンド。 リーダーの坂本 Q 一は、なぜだか漫画家久住昌之にそっくりであるが、どちら も認めてはいない。細野シャケ臣、高橋クリヒロとのスリーピースで、今年中 にブドーキャン(奴ら流の武道館の事、しかもあくまで前座 ) を目指し活動し ている。


 
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