フェニックスプロジェクトとは

フェニックス・プロジェクトとは

被災地の舞台芸術家を支援する事業

 

 このフェニックス・プロジェクトは、被災地の舞台芸術家が2011年3月11日の東日本大震災によって被災地のイベントがほぼ中止となり、劇場が使えなくなり公演を行うことができない、また日常の仕事を失う等、過酷な状況下にある事を目の当たりにした協会員の呼びかけによって立ち上げた事業です。

 

 私ども日本演出者協会では、舞台芸術家の活動を支援するための〈支援金募集〉と、〈ともに考える場〉を作ることを目的としたチャリティーイベントを数年に渡り、継続して行うことを決定し、幸い東京の民間劇場である笹塚ファクトリーより劇場提供のご提案があり、昨年2011年6月、7月、8月と連続してイベントを行いました。被災地からの舞台芸術家を中心とした〈ともに考える場〉のためのトークでは、岩手、宮城、福島の演出家から、「どのような被害が発生し、その現実を前にアーティストたちが何を考え、どう動き出そうとして、現在何に困難を感じているのか」というきわめて具体的な報告を当事者たちの生の声を通じて聞くことができ、今後の支援のあり方の課題を語り合いました。

 

 9月には岐阜県中津川での演劇大学に仙台からSENDAI座をお招きし、横浜等でのイベントを共催し、また今年の3月には、若者の声を聞くために、福島と東京の高校演劇部による公演とトークを実施しました。 その後も協会ができることを継続して模索しています。

 

 被災地では2012年3月11日以降、徐々にボランティアの参加者が減り続けている状況があります。瓦礫処理を始めとした多くの問題が山積みです。復興への道のりはまだまだ始まったばかりという状況です。芸術団体の枠を超えて多くの実演家、また文化人だけでなくさまざまな人間の集う場を生み出したいと思います。皆様のご来場、ご協力を心よりお願い申し上げます。

 

■日本演出者協会理事長:和田喜夫
■日本演出者協会副理事長:流山児祥、宮田慶子
■企画運営委員:青井陽治、〓松本祐子、林英樹、青木淑子、町聡子、深寅芥、斎藤美明、舞香、長谷川直輝、菅野直子、篠本賢一、他【順不同】
■実行委員長:大西一郎
■実行委員:瓜生正美、木村繁、ふじたあさや、森井睦、深津篤史、流山児祥、貝山武久、坂手洋二、ペーター・ゲスナー、西沢栄治【順不同】
■運営委員長:深寅芥
■ディレクター:渡辺克己、林英樹
■舞台テント設営:椿組・外波山文明
■照明:杉山碧
■音響:音スタ
■制作:齊藤由夏、原千晶、松尾容子、秋葉舞滝子、洪明花、工藤清美、清水直子、大竹宏枝
■当日運営スタッフ:秋葉由美子、大月ひろ美、島野仲代、塩川京子、倉園眞記、前嶋のの、井上カオリ、小林拓生、他
■協力:青年劇場、日本映画テレビ照明協会、(公社)日本劇団協議会


 
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